チヌスパイクの小部屋

きっかけは、タイトルに惹かれて、手にとって、実にいいかげんな気持ちでした。

しかし、この本でいう「いいかげん」とは、いわゆる「でたらめ」という意味ではなく、「よい程あい」ということ。

ライフスタイルの中で、何かに没頭することはいいことだけど、度を超えると、何かしらの障害がでてくる。
バランスよく生きること。
言葉にすることは簡単だけど、実生活の中ではいろんな問題があって難しい。
家庭と仕事、人間関係。怪我や病気、生と死。自然や災害。
趣味、釣りだってそうかもしれない（苦笑）

没頭するだけでなく、半ば無理強いにがんばらなければならないこと。
実はとても危険な要素を含んでいる。

人はつながりの中で生きている。
自分のライフスタイルの中で、無関係と思われる現象や事柄、事件なんかも、実はどこかで関係してきている。
深く考える必要はないと思う。
自身のライフスタイルは、他人とは異なるのだから、そのバランスは自身で調整すればいい。
逃げ道も作っておいた方がいい？（笑）

偉そうなことを言っているが、私自身、人づきあいは苦手な方（汗）
嫁さんのおかげで、少しは改善された、というか、助けてもらっている（苦笑）
二人の子供にも恵まれて、父母も同居で、実に賑やか、幸せだと思う。

そう、一番大事なことは、幸せだと感じること！

恥ずかしながら、この本を手にするまで、鎌田實なんて知らなかった（爆）
医療現場はもちろん、テレビや雑誌、バリアフリーツアー支援のボランティアまで、とても偉い先生だった（汗）
たった一冊の本で、胸の中のモヤモヤが晴れた感じ、とても幸せな気分になれた。
仕事明けに、先生の本を探しに本屋まで走ったことは、言うまでもない。

先生の本には、医療現場、ボランティア、取材やメディアの中で接した、いろんな境遇の持ち主を紹介している。
悲しい出来事も多いのに、不思議と不幸感は感じない。
むしろ、いい人生なんだなと、幸福感を感じる。

もし自分の命が、余命わずかと宣告されれば、是非会いたい。
そのためにも、いい加減に生きていきたい。



ところで、明日は結婚記念日。

たまには、二人でデートでもしようか。
（でないと、今度釣りに行けない・・・汗）

子供達はどうする？
お爺ちゃん、お婆ちゃんに見てもらおう。

子供達にも説明して、帰りのお土産は絶対だな（笑）

子供達に手紙を書いておこうか？
携帯の番号も書いておこう。
お姉ちゃんなら読めるしね。
ずっと、かかってきたりして・・・（汗）



いいかげんにしろ、だな（笑）